ふはん...あれこれ
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2020/12/17
冬のたからもの
今年も、北海道産の
大きな大きな百合根が届き
冬のかやく麩の仕込みに入っております。
小さい方ではない私の握りこぶしより
少し大きいほどの特大サイズ。
おがくずにすっぽり埋まって
眠るように届けられます。
土埃とおがくずを丁寧に払い落として
綺麗になるまで真水で濯ぎます。
ぽろぽろと
ほぐしていく作業は、
凛とした冷たい冬の空気の中の
冷たいお水の中でも
案外と気持ちが弾むのです。
何しろ、私にとって
この季節の百合根は
大いなるエネルギー源となるからです。
お肌も体も、
なんだか元気になれるような気が致します。
銀杏は、静岡県産。
殻を叩いて割って中から
黄色やグリーンのきれいな実が
顔を覗かせると
あの独特の匂いなんて
すっかり忘れてしまいます(苦笑)。
木耳は、鹿児島県産の乾燥させたもの。
パリパリの木耳は、水で戻すと
びっくりするくらい大きくなります。
コリコリの食感が特徴です。
そんな冬の宝物のような素材を使い
たっぷりの生麩で
包み込んで出来上がる
冬のかやく麩。
こんがりと焼いて
お醤油でいただくのが鉄板です。