ふはん...あれこれ

2021/04/04

おみやげ・・・

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ある土曜日の朝のことだった。

 

いつも通り開店しようと

窓口を開けると

もうお客さまが並んでいた。

 

先頭に立つ

爽やかな好青年が

堰を切ったように・・・

 

『ふまんじゅう買えますか?』

 

小学校の修学旅行の際

鎌倉を訪れ

おばあちゃんのお土産に

『ふまんじゅう』を購入してくれたという。

 

 

『どうしてもあの時の

ふまんじゅうが食べたい』

 

今は

体調を崩し食欲をなくした

おばあちゃん

 

その願いを叶えようと

遠路

車を飛ばして

来てくれたのだという。

 

彼はその時35歳の

素敵な青年となっていた。

 

時の経過の早さと共に

その間

失われなかった気持ちが

 

なんとも嬉しく

じんわりと胸に響いた。

 

優しい気持ちに

感謝!

 

2021/03/31

ランドセル

 

白のキャンパス地の上に

両外側に紺色と次に赤、

真ん中が焦げ茶色

 

深い3色の

10cm幅ほどのラインが

下部に横に入り

ベースは、茶色い皮でできていた。

 

その当時、

赤と黒の大きなランドセルばかり

 

私は、皆と

少し違うランドセルだった。

 

小さな頃から背は高いほうだったけれど、

身体の弱かった私へと

叔父と叔母が贈ってくれたものだった。

 

職人さんの手作りで

使うほどに皮が柔らかくなり

身体に馴染み

丈夫で軽くてこじんまりとして

とても気に入っていた。

 

6年生になる頃には

とうとう背負うことができなくなるほど

成長の著しい私だった。

 

もし今、それがあったとしても

見劣りのしない代物。

 

決して派手ではない

唯一無二のそのランドセルは、

私の自慢でもあった。

 

『ふはん』も、

 

誰かのための

唯一無二の存在でありたい

 

そんな想いを込めて

日々、作らせて頂いております。

  

2021/03/27

花とともに・・・

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不法投棄のゴミで溢れる

用水路を

 

10年かけて

町の皆さんで

花桃の遊歩道に変えたという

ニュースを目にした。

 

マイナスを

プラスに変えて更に次世代へと

 

繋がれてゆく姿が

 素敵だと思った。

 

なかなか思うようにならない

このコロナ禍

 

皆さんと一緒に力を合わせて

 

前を向いてゆきたいと

強く思った。

 

まずは、

生麩のある食卓で

健康管理から始めていこう。

 

2021/03/23

記念日にも…

 

『久しぶりに海が見たい』と

古い友人が

車を走らせ尋ねてくれた。

 

探しておいた秘密のお花見場所まで

彼女の運転で行ってみる。

 

でも、そこはまだ2分咲きだった。

 

桜並木の大通りを抜けて

浜辺に椅子を並べて

語り合う。

 

沈黙でさえ心地よく

ゆったりとした時間を過ごすことができた。

 

別れ際に、

 

お母さんのお誕生日に

ふまんじゅうの詰め合わせを

メッセージと共に

送って欲しいと

頼まれる。

 

記念日にも

 

やっぱり

ふはんのふまんじゅうは欠かせない

 

と笑う彼女の言葉に

励まされる。

 

なかなかいつも通りに会えない

今だからこそ

 

たまにはサプライズで

 

『ふまんじゅう詰め合わせ』 

 

を、ぜひ。

 

2021/03/20

ただ一言・・・

『おはよう』
ただ一言

声をかけられるだけで

なんだか今日も
イイ一日になりそうな気がしてしまう。

春を迎えて


小鳥のさえずりも
一段とにぎやか

 

オオルリ(この辺りではハマオオルリ?)の
澄みわたる美声で
起こされた時


更にイイことありそうな予感。


朝でもお昼でも夜でも

生麩を2センチ角に切り
サッと素揚げして
お塩をぱらぱら。

 

あともう一品

そんな時にはぜひ。



心が

ふんわり和らぎます。